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テーマは「中学校における校内情報化推進」,サブテーマは「IT活用指導力の向上を図る指導内容及び指導計画を通して」です。
IT活用指導力の向上。
平成14年8月に文部科学省は、教員が、学力向上のためのツールとしてITを認識し、実践的なIT活用指導力の向上をさせるよう求めている。さらに、平成18年7月にIT戦略本部がまとめた「重点計画-2006」において、なお一層学校の情報化に取り組み,ITを活用して学力を向上させたりや生徒の情報活用能力を向上させるよう,教師に求めている
「教育の情報化」に含まれる教育
子どもたちの情報活用能力の育成を目的とした情報教育と各教科の目標を達成するためのIT活用がある。
教育の情報化と情報教育の関係は次の図のようになる。図Bは情報教育の内容を取り扱っているがIT活用はしていない。図Cは,IT活用はしているが教科の目標達成にしか利用していない。図Aは、情報教育の内容を指導するためにIT(機器)活用をしている。
情報活用能力は次の3観点に分ける。
1 情報活用の実践力
2 情報の科学的な理解
3 情報社会に参画する態度
さらに、情報活用の実践力は3つに分類される。
1 課題や目的に応じて情報手段を適切
に活用する
2 必要な情報を主体的に収集・判断・表
現・処理・創造する
3 受け手の状況などを踏まえて発信・伝
達する
情報の科学的な理解は2つに分ける。
1 情報活用の基礎となる情報手段の特
性の理解
2 情報を適切に扱い、自らの情報活用を
評価・改善するための基礎的な理論や
方法の理解
情報社会に参画する態度は3つに分ける。
1 社会生活の中で情報や情報技術が果
たしている役割や及ぼしている影響の
理解
2 情報モラルの必要性や情報に対する
責任
3 望ましい情報社会の創造に参画しよう
とする態度
この図は,中学校における学習活動の具体的展開例を図に示す。この図は,平成18年8月,文部科学省から「初等中等教育にかかる学習活動の具体的展開について」の概要から引用したものである。
実際の授業時間の活用例はまだまだ、数が少ない。理科ネットワークから活用例を引用した。教科は理科第一分野,単元は「身近な物理現象, ア 光と音」で、「音」について調べる。3 情報の観点・分類・情報教育に関する指導内容に注目してみよう。
この授業では,オシロスコープの機能をコンピュータにもたせ、実験装置の一部として使う。これは,実際にマイクを使って音声を入力し、音の波をコンピュータで表示している画面である。
成果として情報活用能力の育成に関する資料を提供することが出来た。
具体的な情報教育に関する指導内容や指導計画を提示出来た。
課題はIT活用指導力を評価する具体的な項目や評価基準の作成がある。